感染予防について
一人ひとりが感染症に対する基礎知識を正しく知っておくことで、日々の感染症予防対策に役立てることができます。
なぜ、冬はウイルスが流行するの?
ウイルスと気温・湿度の関係
ウイルスは、低温・低湿度を好みます。空気が乾燥し、気温が下がる冬はウイルスにとって最適な環境です。空気が乾燥するとウイルスの水分が蒸発し比重が軽くなるため、ウイルスが空気中に浮遊して伝播しやすくなります。
人間の免疫力の低下・乾燥の関係
寒い季節になると、体温が低くなり代謝機能や免疫力も低下してしまいます。本来ウイルスの侵入を防いでいる鼻や喉の粘膜が空気の乾燥により痛み、ウイルスの感染が起きやすくなります。
以上の2点から、ウイルスは冬(寒い季節)に流行すると考えられます。
感染防止をしよう
冬に流行りやすいウイルスに感染しないためには、どうすれば良いのでしょうか?
咳エチケット
咳エチケットをご存じですか?
インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。「咳エチケット」は、他人に感染させないために、咳・くしゃみをする際に、マスクやハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要です。
正しい咳エチケット
マスクを正しく着用(鼻から顎までを覆い隙間がないように)しよう。
咳やくしゃみをするときは、ティッシュやハンカチなどで口と鼻を覆い、使用したティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。
※手を洗うことで、病原体が広がらないようにできます。
咳やくしゃみするときは、上着の内側や袖(そで)で覆う。