組合の概要

相楽中部消防組合は、昭和47年4月1日に京都府で最初の消防一部事務組合として木津町、山城町、加茂町の3町によって発足いたしました。その後、昭和55年4月1日に東に隣接する笠置町、和束町、南山城村が加入をいたしまして5町1村の構成となり、平成19年3月12日に木津町、加茂町、山城町が合併して木津川市が誕生したことに伴い、現在1市2町1村による構成となっており、令和4年に組合開設50周年を迎えることとなりました。
当組合は、京都府の最南端に位置し、南は奈良県、東は三重県、滋賀県に隣接し、東西に一級河川の木津川が流れ、交通では西日本旅客鉄道(株)関西本線(大和路線)、奈良線、片町線(学研都市線、近畿日本鉄道(株)京都線が通り、また京都府と和歌山県を結ぶ国道24号、大阪府と三重県を結ぶ国道163号が縦横に走り、交通の要衝となっています。
管内の西部地域は、関西文化学術研究都市の中核となっており、研究施設が多く建設され住宅開発も進み人口が増加しております。

次に各構成市町村のスローガン、将来像を記載致しまして、各々の概要説明とします。

『子どもの笑顔が未来に続く 幸せ実感都市 木津川』 木津川市

豊かな未来に向けて、子どもの笑顔があふれ、子どもを大切にすることであらゆる世代の市民がいきいきと輝いて暮らせる、みんなが木津川市に住んでよかった、住み続けたいと幸せを実感できるまち。

『わかさぎのはばたくまち 美しい自然と史跡に恵まれた心ふれあうまち』 笠置町

美しい自然環境に恵まれ、後醍醐天皇ゆかりの地である史跡名勝の笠置山、巨石怪石群の山頂から見下ろす木津川の景観が絶景の観光地のまち。

『ずっと暮らしたい活力と交流の茶源郷和束』 和束町

京都府下の煎茶生産量の約4割を生産し「宇治茶」の名を支えるお茶の町、立地条件を活かしレクリエーション、近郊農業など新しい取り組みも進み緑豊かで自然に恵まれたまち。

『自然が薫り 絆が生きる 自立するむら! みなみやましろ』 南山城村

村域の約3/4が山林で占められた京都府内で唯一の村。木津川沿いの低地集落と山間部の台地集落では温度差が5~6度あり、気候を活かしお茶や野菜が特産物である。平成29年春には道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」がオープンし、お茶や農作物の6次産業化を進めるまち。

令和5年4月1日現在

市町村別 面積(k㎡) 世帯数 人口 人口密度(人/k㎡)
木津川市 85.13 33,120 79,997 935.70
笠置町 23.52 588 1,148 48.81
和束町 64.93 1,689 3,571 55.00
南山城村 64.11 1,207 2,479 38.67
237.69 36,604 87,915 -

組合の管内図

消防庁舎の概要

消防組合の組織機構図

奈良市と相楽中部消防組合との連携協約に伴うはしご付消防自動車共同運用開始

奈良市と相楽中部消防組合とは、府県は異なりますが、昭和56年に隣接消防本部として消防相互応援協定を締結し消防訓練などを通して、災害時の相互応援体制を継続しております。

災害が多発するなか、隣接消防本部との連携強化を目的とし、はしご付消防自動車の共同運用を行い、財政負担の軽減と消防力の強化を図るため、共同運用を開始しました。

運用開始日

令和2年11月1日

配備(常置)場所

奈良市右京二丁目 奈良市消防局北消防署

車両概要

先端屈折式はしご付消防自動車
全長11.5m 全幅2.5m 地上高 35m 
先端屈折式(はしご先端より約5m下方で屈折)
路面斜度最大11度まで使用可能

はしご先端にバスケット、はしご梯体にリフター(それぞれ最大3名乗車可)
安全装置及び操作支援装置装着

機能

中高層建築物の火災や高所からの人命救助を行うことができるはしごを備えた車両です。
はしごの先端には消防隊員が乗るためのバスケットや高所から放水するための放水銃を備えています。

相楽中部消防協議会

相楽中部消防組合消防本部と木津川市消防団、笠置町消防団、和束消防団、南山城村消防団が火災、その他災害活動及び火災予防のため連携を密にして住民の生命、身体、財産を守るため活動する組織です。 

  • 防火パレード...管内を役員等が消防車両で実施
  • 年末警戒...年末火災予防のパトロール実施
  • 消防訓練...構成市町村消防団と消防職員が合同で消防訓練を実施

地球温暖化対策実行計画